久米島町立清水小学校
インターネット利用ガイドライン
(くわしい)

1 電子メールについて

(1)電子メールとは
   電子メール(これから後はメールと書きます)は、インターネット上で手紙をやりとりする道具です。郵便よりも速く相手にとどけることができ、電話とちがって、相手がいない時でも伝えることができる便利なものです。

(2)メールでの交流(こうりゅう)
   コンピュータの向こうには人がいることをいつも考えながら、心のこもったメールで友だちの輪を広げましょう。

(3)内容を正しく伝える
   自分の考えている内容が、相手に正しく伝わるよう、文章に気をつけましょう。

(4)人権(じんけん)を大切に
   悪口など人の心をきずつけること、うそやデマなど人を困(こま)らせることを書いてはいけません。自分が迷惑だと思うことは相手も迷惑だと思うはずです。

(5)のぞかれるメール
   メールは手紙よりハガキに似(に)ており、送っている途中(とちゅう)でだれかに見られるかもしれません。見られて困(こま)るメールは送らないようにしましょう。

(6)個人情報について
   友だちなどの氏名や住所、電話番号などの個人情報をかってに送ってはいけません。友だちなどに大きな迷惑がかかることがあります。送る場合は、本人(ほんにん)や保護者の許可をもらいましょう。

(7)メールでの買い物
   学習活動で、メールを利用して品物を買うときはかならず先生や保護者の許可をもらいましょう。かってに利用して、後で高いお金をしはらうことになる場合もあります。

(8)使ってはいけない文字
   半角のカタカナ(アイウエなど)は使わないようにしましょう。文章が相手に正しく伝わらないことがあります。

(9)タイトルはかんたんに
   相手に読んでもらえるよう、わかりやすいタイトルをつけましょう。また、タイトルは20  文字以内でかんたんに書きましょう。

(10)本文の書き出しとおわり
   本文(ほんぶん)のはじめは「○○学校の××です。」と、自分の名前から書き出しましょ  う。また、おわりには、自分のメールアドレス(あて名)を書きましょう。

(11)読みやすい文章に
   文章はわかりやすくかんたんに書きましょう。1行の文字数は38文字までにし、だんらくのおわりでは1行あけるなど、読みやすい文章にしましょう。

(12)迷惑メール
   大きな写真などをはりつけないようにしましょう。また、一人の相手に一度にたくさんのメールを送らないようにしましょう。相手のメールボックス(郵便受けのようなもの)があふれて、新しいメールが届(とど)かないことがあります。

(13)あて名は正しく
   相手のメールアドレス(あて名)には十分注意しましょう。書きまちがうと、大切なメールがちがう人に届(とど)いたり、まいごになってしまうことがあります。

(14)確認(かくにん)メール
   メールをくれた相手にすぐに返事が書けない場合は、「メールをうけ取りました。」という確認(かくにん)のメールを送りましょう。メールは届(とど)かないこともあるので、メールを送った人は届(とど)いたかどうか気になるものです。

(15)メールでのさそい
   メールで知らない人にどこかで会うようにさそわれても、会う約束をしてはいけません。そ のようなときは、先生や保護者に相談しましょう。

(16) チェーンメール
   「このメールをできるだけ多くの人に送ってください...」というようなメールをチェーンメールといいます。チェーンメールは絶対に送ってはいけません。親切なつもりのメールでも多くの人に迷惑をかけることになります。そのようなメールをうけ取ったときは、先生や保護者に相談しましょう。

(17) あやしいメール
   知らない人から来たメールは、先生や保護者に相談してから読みましょう。あやしいメールには、コンピュータに入ってきて、中をこわすコンピュータウイルスが入っていることがあります。

(18)まちがいメール
    メールアドレス(あて名)は書きまちがいやすいものです。まちがえてメールを送ってきた人をせめないようにしましょう。また、すぐにまちがいを知らせてあげましょう。

(19)メーリングリストへの参加
    メーリングリスト(同じきょうみをもつ人たちがメールでやりとりするグループ)に参加する場合は、そのグループの目的をよく調べ、先生や保護者の許可をもらって参加しましょう。
(20) 話題にあわせる
    メーリングリストにメールを送る場合、これまでのグループの話題を十分に知った上で、 話題に関係したメールを送りましょう。

(21) 送るときのマナー
  ひとりの人あてのメールをメーリングリストに送ってはいけません。メーリングリストでは、  グループ全員に送る必要があるメールだけを送りましょう。

(22)新しいメールのチェック
   自分あてに新しいメールが届(とど)いていないか定期的(ていきてき)にチェックしましょう。急ぎのメールが来ているかも知れません。また、ほうっておくとメールボックスがあふれて新しいメールがうけ取れなくなるかもしれません。

(23)メールはひとりひとりのもの
   他の人に来たメールをかってに読んだり、他の人のメールアドレス(あて名)を使ってメールを送ったりしてはいけません。メールアドレス(あて名)はひとりひとりのものです。

(24)パスワードは大切に
   パスワードは、メールのやりとりをする時に必要な自分だけの合(あ)い言葉です。他の人に絶対教えてはいけません。

(25)パスワードの管理
   パスワードは他の人にわかりにくいものにしましょう。また、知られることのないようにときどきパスワードを変えましょう。


2 ホームページについて

(1)インターネットの活用
   インターネットを活用して、かんきょう問題や福祉問題など、いろいろな問題について、専門家の意見を調べたり、情報をあつめるなどしましょう。

(2)作品の鑑賞(かんしょう)
   ホームページにのせられているいろいろな芸術作品や友だちの作品などを積極的に鑑賞(かんしょう)しましょう。

(3)むだなく調べる
   ホームページを見るときは、どんなホームページを見るのか、何を調べたいのかなど、はっきりした目的をもって、時間をむだにしないようにしましょう。

(4)作った人の身(み)になる
   ホームページを作った人の伝(つた)えたい気持ちや、作るときの苦労(くろう)を心に思いうかべながら見るようにしましょう。

(5)交流(こうりゅう)の輪
   他の学校のホームページを見たら、感想や質問のメールを送るなどして、学校どうしで交流(こうりゅう)の輪を広げましょう。

(6)ホームページの整理
   参考(さんこう)になるホームページを見つけたら、どこだったのかわからなくなる前に「お気に入り」(本のしおりのように、すぐにそのホームページを見ることができるしくみ)に、その場所を記録しておきましょう。

(7) 悪いホームページ
    ホームページは役に立つものばかりではありません。人を不愉快(ふゆかい)にしたり、子どもにとって悪いものもあります。そのようなホームページに出会ったら、すぐに見るの   をやめましょう。

(8)有料(ゆうりょう)情報の利用
   学習活動で、有料(ゆうりょう)の情報を利用するときは、必ず先生や保護者の許可をもらいましょう。かってに利用して、後で高いお金をしはらうことになる場合もあります。

(9)目的のはっきりしたホームページ作り
   ホームページにのせる文章や作品を作るときは、どんな人に、どんな内容(ないよう)を伝えたいのかをよく考えて作りましょう。

(10)よいホームページ作り
   自分たちのホームページをはじめて見る人もいます。文章などに気をつけ、見る人が気持ちよく見ることのできるホームページにしましょう。

(11)人権(じんけん)を大切に
   悪口など人の心をきずつけること、うそやデマなど人を困(こま)らせることを書いてはい  けません。自分が迷惑だと思うことは相手も迷惑だと思うはずです。

(12)個人情報の保護
   友だちなどの氏名や住所、電話番号などの個人情報をかってにのせてはいけません。友だち  などに大きな迷惑がかかることがあります。どうしてものせたい場合は、先生に相談し、本人や保護者の許可をもらいましょう。

(13)作者名など
   ホームページにのせる作品や写真などの作者名には氏名を使わないようにしましょう。イニシャルにするなど、小文字のアルファベットで工夫しましょう。
(14)顔写真(かおしゃしん)など
   友だちなどの顔写真(かおしゃしん)をかってにのせてはいけません。どうしてものせたい場合は先生に相談し、本人や保護者の許可をもらいましょう。また、のせるときは誰(だれ)であるかなるべくわかりにくい写真や、大ぜいで写っている写真を使いましょう。

(15)本などのコピー
   ホームページにのせる資料は、自分たちが作ったり調べたりしたものを使いましょう。本などをコピーしたものをかってにのせてはいけません。どうしてものせたいときは、先生に相談し、作者の許可をもらいましょう。

(16)キャラクター
   アニメキャラクターなどのコピーや、自分でまねて書いたものなどをのせてはいけません。どうしてものせたいときは、先生に相談し、作者の許可をもらいましょう。

(17)写真の大きさ
    ホームページに大きな写真をはりつけると、画面に表示されるまでに時間がかかり、相手が見るのをやめてしまうことがあります。写真は小さなサイズのものにしましょう。

(18)困(こま)ったことがおきたら
   インターネットを利用していて、困(こま)ったことがおきたら、自分で解決しようとせずに、すぐに先生や保護者に相談しましょう。



3 その他について

(1)電子掲示板(けいじばん)について
   電子掲示板(けいじばん)は、いろいろな人が見ます。個人の名前などを書きこむことはやめましょう。

(2)電子掲示板(けいじばん)への参加
   自分の目的にあった電子掲示板(けいじばん)だけに書きこみましょう。

(3)電子掲示板(けいじばん)への書きこみ
  電子掲示板(けいじばん)の話題からはずれたような内容(ないよう)を書きこまないようにしましょう。

(4)チャットについて
   チャットは、インターネット上で同時に多くの人が書き込(こ)んだり、読めたりできる「おしゃべり」です。個(こ)人の名前・住所などを書き込(こ)むことは、やめましょう。

(5)チャットへの参加
   自分の目的や興味(きょうみ)のある人に前もって参加を呼(よ)びかけてから、チャットをしましょう。

(6)チャットへの参加するときの注意
   だれでも自由に参加できるチャットには、一人で参加しないようにしましょう。

(7)フリーメールなどの無料(むりょう)サービス
   ネットワーク上には、フリーメールなどの無料(むりょう)サービスがあります。使うには自分のことを書かなければいけないので、使わないようにしましょう。





6 用 語 集
1 メールアドレス
手紙の宛名(あて名)にあたり、例えばabc@hyogo-c.ed.jpと書きます。この場合、abcが個人のアカウント名で、hyogo-c.ed.jpをメールサーバ名といいます。メールアドレスはこの2つを@記号で結びます。

2 ファイルの添付
メールは通常テキスト形式で送りますが、これに画像など別の形式のファイルを添付してまとめて送ることが出来ます。読み出す時には、それぞれの形式のファイルを扱えるソフトウェアが必要です。
3 メールボックス
メールサーバ上で各個人に割り当てられたメール用のハードディスク領域。送信したメールは直接相手のコンピュータに送られるのではなく、一時的にここに置かれます。メールを読む場合はここから読み出すことになります。容量はプロバイダによって制限されていますので、メールがたまるとあふれることになります。通常、読み出すと、メールサーバからなくなる設定になっています。 メールのしくみ

4 コンピュータウイルス
ソフトウェアの破壊や誤動作を目的として作られたプログラムファイル。ネットワークやフロッピィディスク等の記憶媒体を通じてコンピュータに進入し、被害を与えます。フリーソフト等のインストールやファイルのコピーには注意が必要です。また、定期的にウィルスチェックソフトでチェックを行いましょう。

5 メーリングリスト

特定の団体に属する人や、共通の趣味を持った人などが各自のメールアドレスを登録してつくるグループのこと。グループに共通のメールアドレスにメールを送るだけで、グループの全員にメールが送られます。

6 ホームページ
インターネットのWWWというサービスで提供されるもので、HTML言語で記述し、文字や画像、音声や動画などをマルチメディア素材として一元的に表示できます。学校の案内や教育実践の発表の場などに活用されています。

7 「ブックマーク」、「お気に入り」
個々のホームページはそれぞれURLという固有のアドレスを持っています。ホームページはURLを記入して閲覧するのが基本ですが、URLを忘れたり、間違ったりすることがよくあります。一度閲覧したホームページのURLを記録しておき、次に閲覧する時にはその記録を選択するだけで済むようにしたものが、「ブックマーク」、「お気に入り」です。

8 ダウンロード
ネットワークのサーバコンピュータから自分のコンピュータにファイルを取り出すこと。その逆の操作をアップロードといいます。

9 README
ダウンロードしたプログラムや文書ファイルには、readme.txt などの名前の使用説明書ファイルが添付されています。

10 個人情報
兵庫県の「個人情報の保護に関する条例」には「個人に関する情報であって、特定の個人が識別され得るものをいう。」とあり、個人の権利、利益を損なわないよう、適正な取扱いが必要です。

11 著作権
文化的な創作物を保護の対象とする権利をいい、著作権法で保護されています。文化的な創作物とは、文芸、学術、美術、音楽などのジャンルに入り、人間の思想、感情を創造的に表現したものをいいます。著作権は著作物を創作した時点で自動的に発生しますので、登録の手続きは要りませんが、トラブルを避けるために著作権を明記する場合もあります。なお、著作者の死後50年間保護されます。

12 リンク
正式にはハイパーリンクといい、ホームページ上でハイパーリンクを設定してある個所をマウスでクリックすることで他のホームページを閲覧できるようになっています。

13 テキスト形式
文字コードのみのファイル形式。文字の飾りやレイアウト等は含まれません。ほとんどのソフトウェアで扱うことができる、標準的なファイル形式です。

14 HTML
ホームページを記述する言語。< >内にタグと呼ばれる命令を記述します。マルチメディア素材を一元的に扱うことができます。

15 1Mバイト
コンピュータで扱うデータの量で、正確には1Mバイト=1,024Kバイト、1Kバイト=1,024バイト、1バイト=8ビット、8ビットは 28( =256通り)の状態を表すことが出来ます。フロッピィ1枚の情報は、1.44Mバイト、または 1.2Mバイトです。

16 アカウント
インターネットの利用権利、登録利用者名のこと。利用者IDと同じもの。 メールを利用する場合はメールアカウントといいます。

17 アドレス帳
メールソフトに付随した、たくさんのメールアドレスを記録しておくファイルで、メールを送るときに直接アドレスを記入しなくても、アドレス帳から選択するだけでメールアドレスを設定できるので、間違いが起こりにくくなります。

18 FAQ(Frequently Asked Questions)
直訳すると、「よく尋ねられる質問」ということで、よく尋ねられる質問とその回答をQ&A方式でまとめたものです。これを見ることで同じ質問を繰り返す無駄を省きます。

19 リンク集
ホームページの一部分で、お勧めのホームページへのリンクを一覧にしたものです。リンクをクリックすることで、見たいホームページを閲覧することができます。特定の目的に合うホームページの一覧をリンク集にすることで、見る人の便宜を図ります。教材集としても活用できます。

20 情報検索サービス
ホームページの一部分に、キーワードを入力することで、目的の言葉を含むホームページを探し出すことができます。大きく2つに分類され、情報検索サービスを行うデータベースに登録されたホームページだけを検索するものと、ロボット検索といって、公開されている全てのホームページから検索するものがあります。

21 フィルタリング
有害情報を掲載したホームページの閲覧を、一定の基準(レイティング基準という)で不可能にするシステム。サーバなどに専用のソフトウェアを置いて行います。

22 フォルダ
ハードディスクの中の領域は階層構造に分け、管理しやすいようにしてファイルを保存します。その各階層のファイルを保存する入れ物をフォルダといいます。ディレクトリと同じ意味です。

23 イントラネット
インターネットはネットワーク同士がつながって、世界に開かれたものですが、イントラネットは1つのネットワークだけで閉じたものです。外部のネットワークとつながっていないか、つながっていても間にファイアウォールという関所を設けて外部から入って来られないようにしたものです。個々の学校や兵庫県下の学校間などでイントラネットを形成することができます。

24 トップページ
ホームページは通常複数のページで構成されますが、その一番はじめに置いて、全体のメニューなどを設定するページです。ホームページを閲覧すると最初にトップページを見ることになります。
25 プロバイダ
ネットワーク接続業者ともいい、個人などにインターネットを利用できるサービスを提供しています。インターネットに接続されたサーバを設置しており、加入者は公衆電話回線や専用線を通じ、このサーバを経由してインターネットを利用します。県立教育研修所では県下の学校に向けてプロバイダのサービスを行っています。

26 データのサイズ
この用語集の15を参照のこと。

27 ブラウザ
ホームページはHTML言語で記述しますが、これを目に見える形に変換するソフトウェアがブラウザ(WWWブラウザ)です。

28 ALT(代替文字列設定)
ブラウザの種類によってはホームページ上の画像が表示できない場合があります。このような時に、表示されない画像の代わりに、文字でそこにどのような画像が表示されるかを示すものです。ホームページを記述するHTML言語の中で設定します。


29 アップロード
自分のコンピュータからサーバにファイルを転送すること。ホームページをサーバに登録する時などにこの操作を行います。FTPというインターネットのサービスの一つを使います。その逆の操作をダウンロードといいます。

30 学校ID
IDはネットワークへの接続や電子メールに用いられる識別符号のことで、県立教育研修所が発行している学校用のIDです。

31 セキュリティ
システムの安全性のこと。システムを事故や破壊、不正進入、情報漏洩から守るための方策の体系です。

32 IP(Internet Protocol)アドレス
それぞれのネットワークのサーバに固有の番地のようなものです。世界中で重複しないように割り振られます。 202.248.214.1 のような、0から255までの3桁の数を.で区切った4つの組の数字で表されます。


33 ダイアルアップ接続
利用する時に、公衆電話回線を通じて自分のコンピュータをネットワークに接続する方式のこと。インターネットを利用するときだけ、電話回線を接続します。通常のアナログ回線の他に、デジタルのISDN回線も含みます。これに対して、常時インターネットに接続しておく方式が専用線接続です。

34 MO
光磁気ディスクのこと。フロッピィディスクの容量は1Mバイト程度であるのに対して、MOは230Mバイト、640Mバイトなど、大容量です。大容量記憶媒体として普及しています。

35 リムーバブルメディア
コンピュータから取り外すことのできる情報の記憶媒体の総称。フロッピィディスク、MO(光磁気ディスク)等、コンピュータから取り外すと、ネットワークから情報を取り出すことができなくなります。ただし、コンピュータ内にそのバックアップファイルを残さないように、またメディア自体の管理を厳正にする必要があります。